タイラントと呼ばれる結束バンドの魅力

細いバンドを締め付けると、決して緩むことがないアイテムというのが結束バンドです。一見すると耐久度のない塩化ビニール製のバンドですが、約5年間は締め付け能力が衰えないという高い品質と機能を持ち合わせているものになっています。本来は電気工事を実施するときに活用されていた部品ですが、現在では食品工場や農園・病院でも活用されるようになりました。ここでは1990年代に開発された、タイラントという結束バンドについて詳しく概要と魅力を見ていきます。

タイラントが活用されているのは病院の心臓血管の手術のときです。以前は心臓血管をつなぎ合わせるときは、医者が手作業で縫合をしていました。非常に高い技術と知識が必要で、手術を実施する施設が少なかったものです。ところが1990年代後半にアメリカの大学で開発されたタイラント式結束バンドで、大幅に手術の難易度が低くなりました。

通常の結束バンドと同じく、一度締めたら決して緩むことがない特徴をもっており、さらにゼラチンを素材にしているので、体内に吸収をされるというわけです。タイラントタイプは長さ2センチメートル、幅0.01ミリと非常に極細な結束バンドです。今では全国の医療施設でこのアイテムをもちいて手術を実施しており、比較的受けられやすい手術となりました。なお、このバンドの名称は英語で人体を意味している言葉です。

手術に特化したものであることを名前で証明しているというわけです。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です